「ちなみに」は、会話の流れをスムーズにする便利な表現です。英語で「ちなみに」を表現するには、「by the way」「incidentally」「for your information」など、文脈に応じて異なるフレーズを使い分ける必要があります。本記事では、「ちなみに」を英語でどう言うのか、シーン別に詳しく解説し、日常会話やビジネス英語で使える例文を紹介します。

1. 「ちなみに」を表す基本の英語表現

1.1 一般的に使われる「ちなみに」の英語フレーズ

英語で「ちなみに」と言いたいときに使われる代表的な表現:

  • By the way(話題を変える「ちなみに」)
  • Incidentally(フォーマルな「ちなみに」)
  • For your information (FYI)(情報を追加するときの「ちなみに」)
  • Speaking of which(関連する話題に触れるときの「ちなみに」)
  • Just so you know(念のための「ちなみに」)

1.2 各フレーズのニュアンスの違い

「ちなみに」と言っても、英語ではニュアンスの違いがあります。

  • By the way:話題を変える際に使うカジュアルな表現
  • Incidentally:フォーマルな場面や書き言葉で使う「ちなみに」
  • For your information (FYI):役立つ情報を追加する際に使う
  • Speaking of which:直前の話題と関連する情報を付け加えるときに使う
  • Just so you know:個人的な情報や補足を伝えるときに使う

2. シチュエーション別「ちなみに」の英語表現

2.1 日常会話での「ちなみに」

日常会話で「ちなみに」と言いたいときに使えるフレーズ:

  • By the way, did you watch the new episode?(ちなみに、新しいエピソード見た?)
  • Just so you know, I'm leaving early today.(ちなみに、今日は早めに帰るよ。)
  • Speaking of which, how was your vacation?(ちなみに、旅行はどうだった?)

2.2 ビジネスシーンでの「ちなみに」

ビジネスの場面では、フォーマルな表現が好まれます。

  • Incidentally, we are planning to expand our business next year.(ちなみに、来年事業を拡大する予定です。)
  • For your information, the meeting has been rescheduled.(ちなみに、会議の予定が変更されました。)
  • Just so you know, the deadline has been extended.(ちなみに、締め切りが延長されました。)

2.3 旅行や買い物での「ちなみに」

旅行先や買い物中に使える「ちなみに」の英語表現:

  • By the way, do you accept credit cards?(ちなみに、クレジットカードは使えますか?)
  • Just so you know, this item is on sale today.(ちなみに、この商品は今日セール中です。)
  • Speaking of which, do you know any good restaurants around here?(ちなみに、この辺でおすすめのレストラン知ってる?)

3. 「ちなみに」に関連する英語フレーズ

3.1 追加情報を伝えるときの表現

情報を追加する際のフレーズ:

  • In addition, we also offer free shipping.(ちなみに、送料無料サービスもあります。)
  • By the way, our office will be closed next Monday.(ちなみに、来週の月曜日はオフィスが休みです。)

3.2 カジュアルな会話での表現

友人同士の会話でよく使う「ちなみに」のフレーズ:

  • Oh, by the way, I saw your brother yesterday.(あ、ちなみに昨日君の兄弟を見かけたよ。)
  • Speaking of which, have you tried the new cafe?(ちなみに、新しいカフェ行ったことある?)

3.3 フォーマルな場面での表現

フォーマルな場面で「ちなみに」を使うときのフレーズ:

  • For your reference, here is the updated document.(ちなみに、こちらが更新された資料です。)
  • Incidentally, our company is hiring new employees.(ちなみに、当社では新しい社員を募集しています。)

4. 英語の「ちなみに」を使いこなすポイント

4.1 「by the way」の使いすぎに注意

「by the way」は便利ですが、使いすぎるとカジュアルすぎる印象を与えるため、ビジネスシーンでは「incidentally」や「for your information」に置き換えるとよいでしょう。

4.2 「speaking of which」で話をつなげる

話の流れをスムーズにするには、「speaking of which」を使うのが効果的です。これは直前の話題と関連する内容を補足するのに便利なフレーズです。

4.3 フォーマルな場面では「incidentally」や「for your information」を使う

ビジネスメールや公式な場面では、「incidentally」や「for your information (FYI)」が適しています。

5. まとめ

「ちなみに」を英語で表現するには、「by the way」「incidentally」「for your information」などのフレーズを使い分けることが重要です。カジュアルな会話では「by the way」、ビジネスでは「incidentally」や「FYI」を活用し、場面に応じた自然な英語表現を身につけましょう。


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