「また」は、日本語の日常会話で頻繁に使われる表現ですが、英語にはさまざまな訳し方があります。「また会いましょう」「また今度」「または」といった異なるシチュエーションによって、適切な単語やフレーズを使い分ける必要があります。本記事では、「また」を英語で表現する方法を詳しく解説し、具体的な例文を紹介します。

1. 「また」を表す基本的な英語表現

1.1 「また」=Again(再び)

「again」は、「もう一度」「再び」といった意味で、何かを繰り返す場合に使われます。

例文:

  • I will visit Japan again next year.(来年また日本を訪れます。)
  • Can you say that again?(もう一度言ってもらえますか?)
  • See you again!(また会いましょう!)

1.2 「また」=Once more(もう一度)

「once more」も「もう一度」の意味ですが、ややフォーマルな表現です。

例文:

  • Let’s try once more.(もう一度試してみましょう。)
  • He performed the song once more.(彼はその曲をもう一度演奏した。)

1.3 「また」=Also(さらに)

「also」は、「さらに」「~もまた」という意味で、追加情報を加えるときに使われます。

例文:

  • She speaks English and also French.(彼女は英語だけでなくフランス語も話します。)
  • It’s cold today, and also windy.(今日は寒いし、さらに風も強い。)

2. シチュエーション別の「また」の英語表現

2.1 「また会いましょう」

「また会いましょう」という挨拶の表現は、さまざまなフレーズがあります。

  • See you again.(また会いましょう。)
  • See you soon.(またすぐに会いましょう。)
  • Until next time.(次回まで。)
  • Hope to see you again.(またお会いできることを願っています。)

例文:

  • It was nice talking to you. See you again!(話せて楽しかったです。また会いましょう!)
  • Hope to see you again in the near future.(近いうちにまたお会いできるといいですね。)

2.2 「また今度」

「また今度」という表現は、次回の約束や先延ばしの意味を持ちます。

  • Maybe next time.(また次の機会に。)
  • Let’s do this again sometime.(またいつかこれをやりましょう。)
  • How about another time?(別の機会にどうですか?)

例文:

  • Sorry, I’m busy today. Maybe next time?(ごめん、今日は忙しい。また今度?)
  • Let’s grab lunch another time.(また別の機会にランチしましょう。)

2.3 「または」

「または」は、選択肢を提示するときに使われます。

  • Or(または)
  • Otherwise(そうでなければ)
  • Alternatively(代わりに)

例文:

  • You can take a taxi or the train.(タクシーまたは電車で行けます。)
  • We should leave now; otherwise, we’ll be late.(今出発すべきだ。そうでなければ遅れる。)

3. ビジネスで使える「また」の英語表現

3.1 メールやビジネス文書での「また」

ビジネスシーンでは、「また」の適切な表現を使うことで、より丁寧な印象を与えられます。

  • Additionally,(さらに)
  • Furthermore,(その上)
  • In addition,(加えて)

例文:

  • Additionally, we need to consider the budget.(さらに、予算も考慮する必要があります。)
  • In addition, I would like to discuss another topic.(加えて、もう一つの話題について話したいです。)

3.2 プレゼンや会議での「また」

プレゼンテーションや会議では、論点を整理するために「また」を使います。

  • Moreover,(さらに)
  • On top of that,(その上)
  • Not to mention,(言うまでもなく)

例文:

  • Moreover, this strategy will improve customer satisfaction.(さらに、この戦略は顧客満足度を向上させます。)
  • Not to mention, it will increase sales.(言うまでもなく、それは売上を増加させます。)

4. 「また」に関連する英語のイディオム

4.1 「再び」を強調する表現

  • All over again(もう一度最初から)
  • Back to square one(振り出しに戻る)
  • Once and for all(これを最後に)

例文:

  • We had to do the project all over again.(プロジェクトをもう一度やり直さなければならなかった。)

5. まとめ

「また」は英語でさまざまな表現があり、シチュエーションに応じて適切な単語を使い分けることが重要です。「again」は繰り返しを、「also」や「additionally」は追加情報を、「or」は選択肢を表します。日常会話やビジネスシーンで適切に「また」を英語で表現し、スムーズなコミュニケーションを目指しましょう。


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