アレルギーの英語表現と基礎知識:症状・対策・伝え方まで詳しく解説

旅行中や海外生活で「食物アレルギーがある」と伝えるのは命に関わる大切なスキルです。英語で正確に伝える方法を知っておけば、安心して食事を楽しめます。本記事では、「アレルギーがある」の基本英語表現から、代表的なアレルギーの一覧、略語、応用フレーズまでを徹底解説します。

1. 「食物アレルギーがある」は英語でなんて言う?

英語で「食物アレルギーがある」は基本的に以下のように表現されます。

* I have a food allergy.
* I am allergic to \[food item].

最も簡潔かつ丁寧なのは I have a food allergy(私は食物アレルギーがあります)です。具体的な食品を伝えたい場合は、I am allergic to を使います。

例文:

* I am allergic to peanuts.(私はピーナッツアレルギーです)
* I have a food allergy to shellfish.(甲殻類に対して食物アレルギーがあります)

「食物アレルギーがある」を正確に英語で伝えることは、海外では安全を守るために必須です。

2. 海外で「アレルギーがある」と伝えるときの英語フレーズ

2.1 基本フレーズ

以下はレストランや病院で使える基本フレーズです。

* I have an allergy.(アレルギーがあります)
* I am allergic to eggs.(卵アレルギーです)
* Do you have any dishes without nuts?(ナッツが入っていない料理はありますか?)
* This food contains dairy. Are you allergic to milk?(この料理には乳製品が含まれます。牛乳アレルギーですか?)

2.2 応用フレーズと丁寧な言い方

* I need to avoid \[food] because I have an allergy.(\[食材]を避ける必要があります。アレルギーがあるので)
* Please let the chef know I have a severe allergy to \[food].(\[食材]に重度のアレルギーがあることをシェフに伝えてください)
* Even a small amount can cause a reaction.(ごく少量でも反応が出る可能性があります)

これらのフレーズを覚えておくことで、海外での食事や買い物が格段に安心になります。

3. 英語で使われる代表的な食物アレルギーの一覧と名称

世界的に知られている主要な食物アレルギーは「The Big Eight」と呼ばれます。以下はそれらのアレルゲンと英語表現の一覧です。

日本語名 英語表現
egg
牛乳(乳製品) milk / dairy
小麦 wheat
そば buckwheat
落花生 peanuts
甲殻類(エビ・カニなど) shellfish (shrimp, crab, etc.)
fish
ナッツ類(くるみ・アーモンドなど) tree nuts (walnuts, almonds, etc.)

その他、日本では頻繁に見られるアレルギーもあわせて英語で表現できます。

* 大豆:soy
* ごま:sesame
* 果物アレルギー:fruit allergy (apple, kiwi, etc.)
* 添加物:food additives

4. 食物アレルギーに関する英語の略語と専門用語

4.1 よく使われる略語

食物アレルギーに関連する英語の略語は、医療現場や製品表示などで頻出します。

* FA:Food Allergy(食物アレルギー)
* FPIES:Food Protein-Induced Enterocolitis Syndrome(食物タンパク誘発性胃腸炎)
* EoE:Eosinophilic Esophagitis(好酸球性食道炎)
* ANA:Anaphylaxis(アナフィラキシーの略称として使われることも)

これらの略語はアレルギーに関する文献や、医師との会話でも出てくるため、最低限覚えておくと役に立ちます。

4.2 レストランや製品表示で見る表現

食品パッケージやメニューでは以下のような表記がよく使われます。

* May contain \[nuts, eggs, etc.]:~を含む可能性があります
* Manufactured in a facility that processes \[peanuts]:~を加工する施設で作られています
* Allergen warning:アレルゲン警告
* Allergy-friendly:アレルギーに配慮した

英語圏のレストランやスーパーで自分のアレルギーに注意するために、こうした表現を見極める力が必要です。

5. 英語でアレルギーを伝える際の注意点と文化的背景

英語圏では食物アレルギーに対する意識は比較的高く、アレルゲンの表記やメニューの対応も進んでいます。しかし、以下の点に注意しましょう。

* アジア系レストランではナッツやソースにアレルゲンが含まれることが多い
* 「ベジタリアン=アレルギー対応」と誤解しない
* アレルギーがあることは早めに伝える(注文前、入店時)

日本では曖昧に表現しがちですが、英語では明確かつ具体的に伝えることが重要です。

6. 食物アレルギーを英語で伝えるための便利なカード・アプリ

6.1 アレルギーカードを持ち歩く

英語で書かれた「アレルギーカード」は非常に有効です。例:

I have a severe allergy to peanuts.
Please make sure my food does not contain any peanuts or peanut oil.

これを紙に印刷して財布に入れておくと安心です。旅行先の言語に合わせた多言語対応カードもあります。

6.2 アレルギー翻訳アプリの活用

以下のようなアプリが便利です。

* Allergy Translate
* Equal Eats
* Spokin

これらを使えば、英語が苦手でも「アレルギーがある」と正確に伝えることができます。

7. 食物アレルギーと英語対応のまとめ:安心して海外で生活・旅行するために

本記事では、「食物アレルギーがある」という英語表現から始まり、代表的なアレルギーの一覧や略語、英語での伝え方を包括的に解説しました。

* I have a food allergy.
* I am allergic to \[食材] という表現が基本
* 食物アレルギーの一覧や略語は英語での理解に必須
* 応用フレーズやカードを用意すると海外でも安心

「英語が苦手だから」と躊躇することなく、自分の健康を守るためにも「アレルギーがある」ことは正確に伝えましょう。

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