「痛い!」と感じたとき、それを英語でどう表現しますか?「痛い」の基本的な単語から、けが・感情・比喩まで幅広いシーンに対応する英語表現を解説します。自然な会話例やニュアンスの違いも紹介し、英語で「痛い」を正確に伝えられるようになります。
1. 「痛い」は英語でどう言う?
1.1 一般的な単語は「pain」と「hurt」
「痛い」を表現する基本単語は「pain」と「hurt」です。「pain」は名詞、「hurt」は動詞として使われることが多く、どちらも日常会話で非常によく使われます。
例:
I have a pain in my back.
My arm hurts.
1.2 それ以外の表現もある
「ache」や「sore」も「痛い」を意味する単語です。「ache」は持続的な鈍い痛み、「sore」は炎症や触れたときの痛みを表します。
例:
I have a headache.
My throat is sore.
2. 体の部位ごとの「痛い」の英語表現
2.1 頭痛・腹痛など
「頭が痛い」は “I have a headache.”
「お腹が痛い」は “I have a stomachache.”
「歯が痛い」は “I have a toothache.”
これらはすべて「have + 名詞」で表現されるのが一般的です。
2.2 けがや打撲の痛み
転んだり、ぶつけたりしたときの痛みには「hurt」が便利です。
例:
I hurt my knee.
It really hurts!
2.3 痛みの程度を加える形容詞
「激しい痛み」は “sharp pain”
「鈍い痛み」は “dull pain”
「ズキズキする痛み」は “throbbing pain”
程度を表す副詞も組み合わせることで、より正確に伝えられます。
3. 感情的な「痛い」を表す英語
3.1 心が痛い・悲しいとき
「心が痛い」「つらい」といった感情的な痛みには、以下のような表現が使われます。
It breaks my heart.
It hurts emotionally.
I feel heartbroken.
3.2 辛辣な言葉や関係による痛み
相手の発言や態度で心が傷ついたときにも「hurt」が使えます。
例:
Her words really hurt me.
That was a painful experience.
4. 「痛い!」と咄嗟に出る英語の反応
4.1 短い反応表現
Ouch!
Ow!
That hurts!
これらは瞬間的な痛みを感じたときに自然に使われる感嘆詞です。
4.2 子どもとの会話にも便利
子どもが「痛い」と言いたいときは、「Ouch, I hurt my finger!」など、短く簡単な表現で教えてあげると覚えやすいです。
5. 医者や病院で使える表現
5.1 医師に症状を伝える
I have a sharp pain in my chest.
My back hurts when I move.
The pain started yesterday.
自分の症状を具体的に伝えるには、「when」「since」「how long」などの文を組み合わせるのが効果的です。
5.2 薬局での会話
I need something for the pain.
Do you have medicine for a sore throat?
This painkiller doesn’t seem to work.
6. 比喩としての「痛い」表現
6.1 恥ずかしい・空気が読めない「痛い人」
日本語の「痛い人(=空気が読めない・イタイ)」は英語では以下のように表現されます。
He’s so cringy.
She’s trying too hard.
That’s embarrassing.
直接「painful person」とは言いませんが、「cringe-worthy」や「awkward」などの語彙でニュアンスを表します。
6.2 見ていられない場面
That scene was painful to watch.
It was hard to watch him fail.
このように、「painful」は感情的・精神的なつらさにも用いられます。
7. 「痛い」を使った英会話例
7.1 けがをしたときの会話
A: Are you okay?
B: No, I fell and hurt my ankle.
A: Does it hurt badly?
B: Yeah, I can barely walk.
7.2 心が傷ついたときの会話
A: How are you feeling after the breakup?
B: Honestly, it really hurts. I didn’t expect it.
A: I’m sorry to hear that.
8. まとめ:「痛い」は場面に応じて英語で言い分ける
「痛い」は英語で状況によって「hurt」「pain」「ache」「sore」など様々な表現を使い分ける必要があります。身体の痛み、心の痛み、さらには比喩的な意味でも使われるため、それぞれのニュアンスを理解しておくと便利です。自然な会話を目指すためには、痛みの種類や強さ、シチュエーションに応じて適切な表現を選べるようにしましょう。