家庭の定番料理「ハンバーグ」は、日本ではよく知られたメニューですが、英語圏では少し違った言い方をされることもあります。この記事では、「ハンバーグ」は英語でどう表現されるのか、ネイティブの使い方や注意点、レストランでの注文の仕方まで詳しく解説します。
1. 「ハンバーグ」は英語で何と言う?
1-1. hamburger steak(ハンバーガーステーキ)
日本の「ハンバーグ」に最も近い英語表現はhamburger steakです。これは、パンに挟まないハンバーグそのものを指す言い方で、特にアメリカ南部などでは古くから使われています。
例文:
I’d like to order the hamburger steak with gravy.
(グレービーソース付きのハンバーグステーキを注文します。)
1-2. Salisbury steak(ソールズベリーステーキ)
アメリカではSalisbury steakという呼び方もあり、これはひき肉にパン粉や玉ねぎを加えて焼き、グレービーソースで提供される料理で、日本のハンバーグと非常に似ています。
例文:
Salisbury steak is a classic American comfort food.
(ソールズベリーステーキはアメリカの定番家庭料理です。)
1-3. hamburgerは「ハンバーガー」
英語でhamburgerと言うと、基本的にはパンに挟んだ「ハンバーガー」を意味します。日本語の「ハンバーグ」と混同しやすいので注意が必要です。
例文:
I’ll have a hamburger and fries.
(ハンバーガーとフライドポテトをください。)
2. 「ハンバーグ」と「ハンバーガー」の違い
2-1. 日本と海外での認識の違い
日本では「ハンバーグ」はご飯と一緒に食べる主菜という認識ですが、英語圏ではパンに挟んだもの(hamburger)が一般的です。そのため、ハンバーグ単体で食べる文化はやや限定的で、特定の表現が必要になります。
2-2. 形状と提供スタイル
ハンバーグ
:丸く厚みがあり、ご飯や付け合わせと一緒に皿に盛る ハンバーガー:パンに挟み、手で持って食べるファストフード
この違いを理解しておくと、海外で誤解を避けやすくなります。
3. レストランで使えるフレーズ集
3-1. ハンバーグ風の料理を頼みたいとき
海外のレストランで日本風のハンバーグを注文するには、次のような言い方が便利です。
例文:
Do you have anything like a hamburger steak?
(ハンバーグのような料理はありますか?)
I’d like ground beef patties without the bun.
(バンズなしのひき肉パティを注文したいです。)
3-2. ベジタリアン向けのハンバーグ
最近ではveggie burger(野菜のバーガー)やplant-based hamburger steakといった選択肢も増えています。
例文:
Do you have a plant-based hamburger steak?
(植物由来のハンバーグはありますか?)
4. ハンバーグに関する英語表現のバリエーション
4-1. 形容詞を加えて説明
例えば「ジューシーなハンバーグ」と言いたいときは:
例文:
A juicy hamburger steak with mushroom sauce.
(マッシュルームソースがかかったジューシーなハンバーグステーキ)
4-2. 日本のハンバーグ文化を説明する
外国人に日本のハンバーグを説明するときの例文:
例文:
In Japan, "hambāgu" is a popular dish made of ground meat served without a bun, often with rice.
(日本では「ハンバーグ」はパンなしでご飯と一緒に食べる料理として人気です。)
5. 英語でハンバーグレシピを紹介するには
レシピを英語で紹介するときに使える語彙や表現:
- ground beef(牛ひき肉)
- breadcrumbs(パン粉)
- onion(玉ねぎ)
- gravy sauce(グレービーソース)
- pan-fry(フライパンで焼く)
例文:
Mix ground beef, breadcrumbs, and chopped onions. Form into patties and pan-fry until cooked through.
(牛ひき肉、パン粉、刻んだ玉ねぎを混ぜ、パティに成形し、火が通るまで焼きます。)
6. まとめ:「ハンバーグ」は英語で伝わるが、ひと工夫が必要
「ハンバーグ」は英語ではhamburger steakやSalisbury steakとして表現されるのが一般的です。ただし、hamburgerとの混同に注意が必要です。文脈や相手の文化に応じて言い換えたり説明を添えることで、より正確に意図を伝えることができます。日常会話やレストランの場面でも、適切な英語表現を覚えておくと安心です。