「お気に入り」は日常会話でもビジネスでも使う頻度が高い言葉ですが、英語での適切な表現は場面によって異なります。この記事では「お気に入り」の英語表現を、使う場面や目的に応じて詳しく解説し、例文とともに紹介します。
1. 「お気に入り」は英語で何と言う?基本の表現
1-1. 最も一般的な「favorite」
favorite
(アメリカ英語)は、「お気に入りの〜」という意味で、物・人・場所・音楽などに広く使われる表現です。イギリス英語では綴りがfavouriteになります。
例文:
This is my favorite book.
(これは私のお気に入りの本です。)
1-2. 動詞としての「favor」や「like」
「お気に入り登録する」や「好む」という意味では、favorやlikeという動詞も使われます。
例文:
She favored the tweet.
(彼女はそのツイートをお気に入りにした。)
I really like this café.
(私はこのカフェがとてもお気に入りです。)
2. 日常生活で使える「お気に入り」の表現
2-1. 好きな食べ物や飲み物
食べ物や飲み物について「お気に入り」と言いたいときは、favorite food/drinkという形で表現します。
例文:
Pizza is my favorite food.
(ピザは私のお気に入りの食べ物です。)
2-2. お気に入りの場所や時間
場所に関しては、favorite placeという表現が自然です。
例文:
The park near my house is my favorite place to relax.
(自宅近くの公園は、リラックスするのにお気に入りの場所です。)
2-3. アプリやウェブサイトでの「お気に入り」
デジタル文脈では「お気に入りに追加する」はadd to favorites、「お気に入りリスト」はfavorites listと表現されます。
例文:
I added this item to my favorites list.
(この商品をお気に入りリストに追加しました。)
3. ビジネス英語での「お気に入り」表現
3-1. お気に入りのクライアントやサービス
ビジネスの場でも「お気に入りの顧客」や「お気に入りのサービス」という表現が使われます。
例文:
This client has become one of our favorites.
(このクライアントは私たちのお気に入りの一つです。)
Our favorite solution is the one that saves time and cost.
(時間とコストを節約できるのが、私たちのお気に入りの解決策です。)
3-2. プレゼンで使う「一押し」表現
プレゼンで「お気に入り」「おすすめ」と言いたい場合は、our top pickやhighly recommendedなどの表現も使えます。
例文:
Our top pick is Plan B due to its flexibility.
(柔軟性の高さから、私たちのお気に入りはプランBです。)
4. その他の「お気に入り」関連表現
4-1. お気に入りの人やアーティスト
favorite person/artist
という表現が使われます。
例文:
Beyoncé is my favorite artist.
(ビヨンセは私のお気に入りのアーティストです。)
4-2. ネットスラングでの「お気に入り」
SNSでは「お気に入り」を意味するスラングとして、stan(熱狂的ファン)やobsessed(夢中)などの語も使われます。
例文:
I totally stan this band.
(このバンドは完全にお気に入りです。)
I'm obsessed with this new app!
(この新しいアプリ、完全にお気に入りです!)
5. イディオムやフレーズでの「お気に入り」
5-1. flavor of the month
「今だけ人気」「一時的なお気に入り」といった意味で使われます。
例文:
He’s just the flavor of the month.
(彼は今月だけの一時的なお気に入りだよ。)
5-2. pet project/favorite project
「お気に入りのプロジェクト」や「力を入れている企画」を表現する際に使われます。
例文:
This is my favorite project at the moment.
(今、これが私のお気に入りのプロジェクトです。)
6. まとめ:「favorite」だけじゃない!文脈に合った表現を
「お気に入り」は英語でfavoriteが最も基本的な表現ですが、デジタル、ビジネス、スラングなどさまざまな文脈で適切な表現に言い換えることができます。例文とともに覚えておくことで、より自然で伝わる英語を使うことができるでしょう。表現のバリエーションを身につけて、英会話やビジネスシーンでの表現力を高めましょう。