日本語でよく使う「確かに」は、英語では状況によってさまざまな表現に訳されます。会話やビジネスの場面で「確かにそうだ」「間違いない」といったニュアンスを伝えるには、適切な英語表現を知っておくことが重要です。この記事では、「確かに」に対応する英語表現と使い分けのコツを、例文付きで詳しく紹介します。
1. 「確かに」は英語で?基本の言い方
1-1. certainly:最も基本的で丁寧な表現
certainly
は、「確かに」「もちろん」「その通りです」といったニュアンスを持つフォーマルな表現です。ビジネスや丁寧な会話で使われることが多く、肯定的な返答としても使用されます。
例文:
Certainly, I will send you the report by tomorrow.
(確かに、明日までに報告書を送ります。)
1-2. definitely:確信や強調を込めたいときに
definitely
は「間違いなく」「確実に」という強い確信を示す言葉です。カジュアルな場面でもよく使われ、はっきりと意志を伝えたいときに便利です。
例文:
She definitely has the skills for this job.
(彼女にはこの仕事に必要なスキルが確かにある。)
1-3. indeed:事実を強調するときに便利
indeed
は「実に」「本当に」という意味で、前述の内容を強調したり、同意したりするときに使われます。特にフォーマルな文脈や書き言葉でよく見られます。
例文:
It is indeed a remarkable achievement.
(それは確かに注目すべき成果です。)
2. 会話でよく使われる「確かに」の英語表現
2-1. You’re right:同意を示すカジュアルな言い方
You’re right
は、相手の意見に対して「確かにそうだね」と同意するときの自然な表現です。日常会話で頻繁に使われます。
例文:
You’re right, this approach might be more effective.
(確かに、この方法のほうが効果的かもしれないね。)
2-2. That’s true:事実として認める表現
That’s true
は、「それは事実だ」「間違いない」と認める意味合いがあります。意見や事実に対して「確かに」と返答する際に使われます。
例文:
That’s true. We need to be more careful with our budget.
(確かに。予算にはもっと注意する必要がありますね。)
2-3. I agree:意見に対する強い同意
I agree
は「同意します」という意味ですが、「確かにそう思う」というニュアンスを含んでいます。議論や会議でよく使われるフレーズです。
例文:
I agree, it’s better to wait until next month.
(確かに、来月まで待ったほうがいいですね。)
3. ビジネスでの「確かに」の使い方
3-1. メールで使える丁寧な表現
ビジネスメールでは、certainlyやindeedなど、丁寧な表現を使うことで信頼感を高めることができます。
例文:
Certainly, I understand your concerns and will take them into consideration.
(確かに、ご懸念の点は理解しております。今後の参考にさせていただきます。)
3-2. プレゼンや会議での強調表現
会議で相手の意見に同意するときは、That’s true や You’re right を使うと自然なやり取りができます。
例文:
You’re right, improving customer satisfaction should be our priority.
(確かに、顧客満足度の向上が最優先ですね。)
4. 「確かに」のニュアンスに応じた使い分け
4-1. 軽く同意したいとき
「まあ確かにね」と軽く同意したいときは、Yeah, that’s true や I guess so などが使えます。
例文:
Yeah, that’s true. It might be worth trying.
(まあ確かにね。試す価値はあるかも。)
4-2. 強調や反論の前置きとして
「確かに〜だが…」のように前置きとして使う場合は、It’s true that ... but や While I agree ... が便利です。
例文:
It’s true that sales are up, but we still need to reduce costs.
(確かに売上は伸びていますが、コスト削減も必要です。)
5. まとめ:「確かに」は英語で柔軟に表現しよう
「確かに」を英語で表現するには、certainly、definitely、indeedなど文脈に応じた適切な表現を選ぶことが大切です。日常会話からビジネスシーンまで、「確かに」のニュアンスを自然に伝える英語を身につけておくと、説得力のあるコミュニケーションが可能になります。様々なフレーズを使い分けて、自分の意思や同意をしっかり伝えましょう。