日々の予定管理やビジネスで欠かせない「スケジュール」。英語では “schedule” を中心に、calendar/timetable/agenda など複数の単語が使い分けられます。本記事では基本語彙から、予定を伝えるフレーズ、変更・調整時の表現、ビジネスシーンでの応用例まで、実践的に解説します。

1. 「スケジュール」を表す基本単語

英語で「スケジュール」を示す代表語を用途別に整理しましょう。

1.1. schedule

- 最も汎用的に「予定表」や「計画」を指します。
- 動詞 “to schedule” は「予定を入れる/スケジュールする」。
```
I scheduled the meeting for next Tuesday.
(来週火曜日に会議を入れました。)
```

1.2. calendar

- 日付と曜日を一覧で示す「カレンダー」。個人やチームの予定管理ツールも calendar と呼びます。
```
Please check my calendar for available slots.
(空いている時間はカレンダーでご確認ください。)
```

1.3. timetable

- 学校の時間割や電車・バスの時刻表など、固定された時間配列を指します。
```
The train timetable shows departures every 30 minutes.
(電車の時刻表では30分ごとに出発しています。)
```

1.4. agenda

- 会議の議題リストや進行表。「議事次第」という意味合いで使われます。
```
Let me send you the meeting agenda in advance.
(会議の議題を事前にお送りします。)
```

2. 予定を伝える基本フレーズ

日常やビジネスで「〇〇の予定です」「〇〇を予定しています」を表現する定型文です。

2.1. I’m scheduled to ~

- 受動的に予定が組まれている場合に使います。
```
I’m scheduled to give a presentation at 3 PM.
(午後3時にプレゼンを予定しています。)
```

2.2. I’m planning to ~

- 自発的・暫定的な計画を示すとき。
```
I’m planning to visit Tokyo next month.
(来月、東京を訪れる予定です。)
```

2.3. I’ve got ~ on my schedule

- 口語的に「~がスケジュールに入っている」という表現。
```
I’ve got a dentist appointment on my schedule.
(スケジュールに歯医者の予約が入っています。)
```

3. 変更・調整を依頼するフレーズ

予定変更や再調整を英語でスマートに伝える方法をご紹介します。

3.1. Could we reschedule ~?

- 会議や約束の日時を変更したいときの定番。
```
Could we reschedule our meeting to Thursday?
(会議を木曜日に変更できませんか?)
```

3.2. Would it be possible to move ~ to ~?

- もう少し丁寧に依頼したい場合に最適。
```
Would it be possible to move our call to 2 PM?
(電話を午後2時に移動できますか?)
```

3.3. I need to adjust my schedule

- 個人的な都合で調整が必要なことを伝えるとき。
```
I need to adjust my schedule due to a conflicting appointment.
(別の予定と重なったためスケジュールを調整する必要があります。)
```

4. ビジネスシーンでの応用例

社内外のメールや会議で使えるフォーマルな表現を押さえましょう。

4.1. Please let me know your availability

- 相手の空き時間を尋ねて、スケジュール調整の前提を作ります。
```
Please let me know your availability next week for a brief call.
(来週の電話可能日時をお知らせください。)
```

4.2. I’d like to pencil in ~

- 仮で予定を入れる際に使うイディオム的表現。
```
I’d like to pencil in a training session for Friday afternoon.
(金曜午後に研修を仮で入れておきたいです。)
```

4.3. Let’s confirm the schedule

- 最終確認を行い、認識の齟齬を防ぎます。
```
Let’s confirm the schedule before sending the invitations.
(招待状を送る前にスケジュールを確認しましょう。)
```

5. スケジュール管理ツールの英語名称

代表的なオンライン・アプリ名を英語で覚えておくと便利です。

5.1. Google Calendar

- 多くのビジネスパーソンが使用。共有や通知機能が充実。

5.2. Microsoft Outlook Calendar

- メールと連携した企業向けの定番ツール。

5.3. project management tools

- Asana, Trello, Monday.com など、タスク管理とスケジュールを一元化できるサービス。

6. スケジュール関連のイディオム

6.1. on schedule / ahead of schedule / behind schedule

- 予定通り / 予定より早く / 予定より遅れて を表します。
```
The project is on schedule./We’re ahead of schedule./We’re running behind schedule.
```

6.2. tight schedule

- 余裕のない忙しいスケジュール。
```
I’m sorry I can’t join; I have a tight schedule today.
```

7. 練習方法と学習のコツ

フレーズを自然に使いこなすための練習法をご紹介します。

7.1. 実践ロールプレイ

- 同僚役・クライアント役でスケジュール調整の会話を繰り返す。

7.2. カレンダー英語日記

- 毎日 “Today I scheduled…”, “I need to reschedule…” など英語で書く習慣をつける。

8. まとめ

“schedule” をはじめ、“calendar”“timetable”“agenda” の違いと使い分け、予定を伝える・変更するための実践フレーズ、ビジネスシーンでの応用例、イディオムを解説しました。学習のポイントはアウトプットと反復練習。ぜひ日々のコミュニケーションで活用し、スケジュール管理を英語でもスマートに行ってください!

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