文書や本、ウェブサイトの最初に必ず目にする「目次」。英語では何と表現すればよいか、書籍やレポート、ブログ、ビジネス文書での使い方を具体例とともにわかりやすく解説します。

1. 「目次」を表す基本用語

1.1 table of contents

書籍やレポートの「目次」は英語で table of contents (略して TOC )と呼びます。書名や章立てと対応するページ番号を一覧化した部分を指し、多くの文書で共通使用されます。
例文:Please refer to the table of contents on page 5 for chapter titles.

1.2 contents page と contents

英国英語では contents page とも言います。また、Webやプレゼンでは単に contents (コンテンツ)と省略される場合もあります。
例文:You can click the contents to jump to the section you need.

1.3 index や glossary との違い

index は巻末の「索引」を指し、用語や人名をアルファベット順に並べたものです。glossary は専門用語集。目次とは機能が異なるため混同しないよう注意しましょう。

2. 書籍・レポートでの目次の使い方

2.1 フォーマットの例

典型的な書籍の目次は次のように構成されます:
• Chapter 1: Introduction …… 1
• Chapter 2: Literature Review …… 15
• Chapter 3: Methodology …… 32

2.2 ビジネスレポートでの注意点

ビジネスレポートや企画書では、セクション番号を 1. 2. 3. のように付け、目次にも同じ番号とタイトルを記載します。ページ番号は右寄せにし、見やすさを重視してください。
例:
```
1. Executive Summary…… 3
2. Market Analysis…… 7
3. Financial Projections…… 12
```

3. ウェブサイト・ブログでの目次

3.1 自動生成プラグインの活用

WordPressやJekyllでは、見出しタグ(h2、h3)を自動で検出して目次を生成するプラグインがあります。読者が長文をスクロールせずに目的の項目へジャンプできる利便性を提供します。
例: `[toc]` ショートコードで表示

3.2 UX向上のポイント

画面上部に固定表示する「スティッキー目次」や、折りたたみ式の「アコーディオン目次」を採用すると、モバイルユーザーの閲覧体験が向上します。

4. 会話やメールでの「目次」表現

4.1 会話例

A: Could you show me the table of contents?
B: Sure. It’s right after the preface.

4.2 メールでの依頼文

件名: Draft Manuscript Table of Contents

Dear Dr. Smith,
Please find attached the draft manuscript. Could you review the table of contents and let me know if any adjustments are needed?

5. ドキュメント作成ツールでの目次設定

5.1 Microsoft Word

[References] タブ→[Table of Contents]からスタイルを選択すると、自動で見出しを目次として挿入できます。更新もワンクリックで可能です。

5.2 Google ドキュメント

[挿入]→[目次]から右寄せ・左寄せ・リンク付きなどのスタイルを選択。共同編集者もリアルタイムで目次を編集できます。

6. まとめ

「目次」は table of contents を基本に、contents page、contents と使い分けます。書籍・レポートでは番号付きの一覧、Webでは自動生成プラグインを活用し、会話やメールでも自然に表現できるようにしましょう。工具の機能をマスターして、読み手に優しいドキュメントを作成してください。

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