「なるほど」という言葉は、日本語で相手の話を理解したときや納得したときに使われる便利な表現です。英語には「なるほど」に直接対応する単語はありませんが、状況に応じて適切なフレーズを使い分けることが大切です。本記事では、シチュエーション別に「なるほど」の英語表現を詳しく解説します。
1. 「なるほど」を表す基本的な英語表現
1.1 「I see.」
「I see.」は、最もよく使われる「なるほど」の表現で、相手の話を理解したことを示します。
例文:
- A: You need to submit the form by Friday.(この書類は金曜日までに提出しないといけません。)
B: I see. Thanks for letting me know.(なるほど。教えてくれてありがとう。)
1.2 「That makes sense.」
「That makes sense.」は、「なるほど、それは理にかなっている」という意味で、納得したときに使います。
例文:
- A: The store closes early on Sundays.(その店は日曜日は早く閉まるよ。)
B: That makes sense.(なるほど、納得した。)
1.3 「Got it.」
「Got it.」は、「了解!」や「わかった!」の意味で使われるカジュアルな表現です。
例文:
- A: Please send me the report by noon.(正午までにレポートを送ってください。)
B: Got it.(なるほど、了解です。)
2. シチュエーション別の「なるほど」の英語表現
2.1 深く納得したときの「なるほど」
相手の説明に納得し、理解が深まったときに使う表現です。
- Now I understand.(今、理解できました。)
- I get it now.(今、わかった。)
- That explains it.(それで納得がいった。)
例文:
- A: The reason why the train was delayed is because of the heavy snow.(電車が遅れた理由は、大雪のせいだよ。)
B: Oh, that explains it.(なるほど、それで納得。)
2.2 驚きや発見のある「なるほど」
新しい情報を知って「そうだったのか!」という驚きを表す場合の表現です。
- Oh, I see!(ああ、なるほど!)
- Now that’s interesting.(それは面白いね。)
- Oh, that’s why!(ああ、だからか!)
例文:
- A: This road is always crowded because there’s a school nearby.(この道がいつも混んでいるのは、近くに学校があるからだよ。)
B: Oh, that’s why!(なるほど、そういうことか!)
2.3 丁寧に理解を示す「なるほど」
フォーマルな場面で相手の話を理解したことを示す表現です。
- I see what you mean.(おっしゃることは理解しました。)
- That makes perfect sense.(それはとても理にかなっています。)
- I completely understand.(完全に理解しました。)
例文:
- A: Our company is focusing on sustainability now.(私たちの会社は今、持続可能性に注力しています。)
B: I see what you mean.(なるほど、おっしゃることはよく分かります。)
3. 「なるほど」を強調する英語表現
3.1 「本当に納得した!」
特に強く納得したことを表すフレーズです。
- That makes a lot of sense.(すごく納得できる。)
- Now I totally get it.(今、完全に理解した。)
- Oh, I didn’t know that!(おお、それは知らなかった!)
例文:
- A: This machine works better if you press this button first.(この機械は、まずこのボタンを押すとスムーズに動くよ。)
B: That makes a lot of sense!(なるほど、それは納得!)
3.2 「興味を持ったときのなるほど」
相手の話に興味を持ちつつ理解したことを表すフレーズです。
- That’s fascinating.(それは興味深いね。)
- Oh, really?(へえ、そうなんだ?)
- Interesting point.(面白い視点ですね。)
例文:
- A: The origin of this word comes from Latin.(この単語の語源はラテン語なんだよ。)
B: That’s fascinating!(なるほど、それは面白いね!)
4. まとめ
「なるほど」は英語でさまざまな表現があり、シチュエーションによって使い分けることが大切です。「I see.」や「That makes sense.」は汎用性が高く、「Got it.」はカジュアルな場面で、「I completely understand.」はフォーマルな場面で適しています。今回紹介した表現を活用して、英語でのコミュニケーションをよりスムーズにしましょう!