海外で急な病気や事故が起きた際、「救急車を呼んで!」と言えますか?英語で「救急車」はambulanceですが、緊急時には他にも知っておきたいフレーズがあります。本記事では、救急車に関する英単語や、海外で役立つ英会話フレーズを詳しく解説します。旅行や留学中のトラブルに備えて、しっかり学んでおきましょう!
1. 「救急車」は英語で何と言う?
「救急車」の基本単語
英語で「救急車」は ambulance(アンビュランス)です。この単語は世界中で広く使われており、緊急時にとても重要な単語の一つです。発音は「アンビュランス」となり、特に「am」の部分をはっきり発音すると伝わりやすくなります。
英語圏では、救急車が来るときにサイレンを鳴らしながら走行するのが一般的です。そのため、街中で "ambulance siren"(救急車のサイレン)が聞こえたら、救急車が近づいている証拠です。緊急車両には道を譲ることが義務付けられているため、交通ルールとしても知っておきましょう。
救急車に関連する英単語
救急車や医療現場に関連する英単語を知っておくと、緊急時に役立ちます。以下に、覚えておきたい単語を紹介します。
ambulance(救急車)— 緊急時にけが人や病人を運ぶための車両
paramedic(救急救命士)— 救急車に乗っている医療スタッフ
emergency room (ER)(救急処置室)— 急病人やけが人が診察を受ける病院の部屋
first aid(応急処置)— 事故や急病の際に行う基本的な治療
stretcher(担架)— けが人を運ぶための器具
sirens(サイレン)— 救急車や警察車両が鳴らす警告音
救急車に乗っているparamedicは、医師ではありませんが、高度な救命処置を行う資格を持つ専門家です。特に心肺蘇生法(CPR)や止血処置を行う場面が多く、緊急医療の最前線で活躍しています。
2. 緊急時に使える英語フレーズ
救急車を呼ぶときのフレーズ
緊急時には、すぐに助けを求めることが大切です。突然の事故や体調不良が発生した際、素早く適切な対応を取ることで命を救える可能性が高まります。以下のフレーズを覚えておくと、いざというときに役立ちます。
・Call an ambulance!
(救急車を呼んで!)
・We need an ambulance immediately!
(すぐに救急車が必要です!)
・There’s been an accident! Please call an ambulance!
(事故が起きました!救急車を呼んでください!)
これらのフレーズを大きな声ではっきり伝えることで、周囲の人々の協力を得やすくなります。また、救急車の到着を早めるために、具体的な情報を伝えることも重要です。例えば、"Someone has collapsed!"(誰かが倒れました!)や "A person is not breathing!"(呼吸をしていません!)といった表現を使うことで、救助隊が状況を理解しやすくなります。
さらに、事故や急病の現場ではパニックになりがちですが、落ち着いて状況を説明することが大切です。たとえば、"He was hit by a car and is unconscious!"(彼は車にひかれて意識がありません!)や "She suddenly fainted and is not responding!"(彼女が突然気を失い、反応がありません!)と具体的に伝えることで、適切な救助が受けられます。
救急隊員に伝える情報
救急隊員に症状や状況を正確に伝えることが、適切な処置につながります。以下のフレーズを覚えておきましょう。
・Someone is unconscious!
(誰かが意識を失っています!)
・He/She is having a heart attack!
(彼/彼女が心臓発作を起こしています!)
・He/She is bleeding badly!
(彼/彼女がひどく出血しています!)
・I think he/she broke a bone.
(彼/彼女は骨折したかもしれません。)
このような表現を使って、できるだけ正確な情報を救急隊員に伝えることで、迅速な対応を受けることができます。救急隊員は限られた時間の中で最適な処置を行うため、簡潔かつ的確に状況を説明することが求められます。
また、追加の情報として「症状がいつから始まったか」や「どのような経緯でこの状態になったか」を説明できると、より的確な治療が受けられる可能性が高まります。例えば、"He has been unconscious for five minutes!"(彼は5分間意識がありません!)や "She was choking and then collapsed!"(彼女は喉を詰まらせ、その後倒れました!)といった情報を加えると良いでしょう。
救急車が到着するまでの間、応急処置(first aid)を行うことも大切です。例えば、出血がひどい場合は "Apply pressure to the wound!"(傷口を圧迫してください!)と言うことで、周囲の人にも協力を求めることができます。また、"Keep him/her awake!"(彼/彼女を起こしておいて!)や "Check for breathing!"(呼吸を確認して!)と伝えることで、必要な応急処置がスムーズに行われるようになります。
救急時には、一人で対応するのではなく、周囲の人に助けを求めることも重要です。"Can someone call an ambulance?"(誰か救急車を呼んでくれますか?)や "Does anyone know CPR?"(誰か心肺蘇生法ができますか?)と声をかけることで、より迅速な対応が可能になります。
3. 海外旅行での緊急時に備えよう
緊急連絡先を確認しよう
国によって救急車を呼ぶための電話番号は異なります。海外旅行をする際には、渡航先の緊急番号を事前に確認しておきましょう。
アメリカ:911
イギリス:999
オーストラリア:000
ヨーロッパ(EU):112
また、現地の救急サービスの対応言語も確認しておくと安心です。英語圏以外の国では、英語が通じるとは限らないため、簡単な現地語のフレーズを覚えておくのも有効です。
旅行中に備えておくべきこと
海外旅行中に万が一の事態が発生した際、迅速に対応できるように準備しておきましょう。以下のポイントを押さえておくと安心です。
・海外旅行保険に加入する(医療費が高額になることがあるため)
・現地の病院の場所を調べる(滞在先の近くの病院をGoogleマップなどで確認しておく)
・緊急時に伝えられる英語フレーズを覚えておく(特に、病状を説明する表現を押さえておく)
例えば、病院に行った際に "I have a fever and a severe headache."(熱とひどい頭痛があります。)と言えれば、医師に症状を伝えやすくなります。また、"I need to see a doctor urgently."(すぐに医師に診てもらいたいです。)という表現も役立ちます。
旅行先で緊急事態に直面すると、冷静な判断が難しくなります。事前に対策を講じ、必要な情報を準備しておくことで、安心して旅行を楽しむことができます。
4. まとめ
「救急車」は英語で ambulance。緊急時にはCall an ambulance! などのフレーズが役立ちます。海外では救急番号が国によって異なるため、事前に確認しておきましょう。安全に旅行や生活をするために、ぜひ覚えておいてください!