英語で「大雨」を表現するとき、単に"heavy rain"や"downpour"といった単語だけでなく、ネイティブが使うユニークなスラングもあります。本記事では、会話やSNSで使える「大雨」に関連する英語スラングを15個厳選して紹介!天気の話題をより自然な英語で表現できるようになりましょう。
1. 英語で「大雨」を表すスラングとは?
「大雨」は日常会話やニュース、SNSなどでよく話題になります。英語では「heavy rain(激しい雨)」や「storm(嵐)」などが一般的ですが、ネイティブはカジュアルな会話ではスラングを使うことが多いです。特にアメリカやイギリスでは、大雨をユーモラスに表現するスラングがたくさんあります。
ここでは、天候の話題をより自然な英語で話せるようになるために、「大雨」に関するスラングを紹介します。
2. 「大雨」を意味する英語スラング15選
ネイティブがよく使う大雨スラング
1. It's raining cats and dogs(土砂降りの雨)
このフレーズは「猫や犬が空から降ってくるほどの大雨」というユーモラスな表現で、イギリス英語やアメリカ英語で広く使われています。特に、ものすごく激しい雨が降っているときに使われる定番の表現です。語源には諸説あり、中世ヨーロッパの都市では大雨の際に屋根の上で寝ていた猫や犬が流されて落ちてくることがあったため、このような表現が生まれたとも言われています。
例: Don't forget your umbrella, it's raining cats and dogs out there!(傘を忘れないでね、外は土砂降りだよ!)
2. Bucketing down(バケツをひっくり返したような雨)
「Bucket(バケツ)」を動詞化した表現で、バケツの水をぶちまけるような大雨を意味します。イギリス英語でよく使われ、非常に強い雨が降っているときにピッタリの表現です。特に「It's absolutely bucketing down!」のように"absolutely"を加えることで、さらに強調することができます。
例: We can't go out now, it's absolutely bucketing down!(今は外に出られないよ、ものすごい雨だから!)
3. Pouring(土砂降り)
「Pour(注ぐ)」の進行形で、「雨が滝のように降る」ことを表します。シンプルで使いやすいスラングで、日常会話でも非常によく使われます。「It's pouring rain!(大雨が降っている)」という形でよく使われます。特に、急な土砂降りや強い雨が長時間続くときに使われます。
例: I got soaked! It was pouring all day!(びしょ濡れになったよ!一日中大雨だった!)
4. Chuck it down(激しい雨が降る)
イギリス英語で「ものすごく雨が降る」ことを意味するスラングです。特に、バケツをひっくり返したように強い雨が降っている状況を指します。「It's chucking it down out there!」というように使われ、非常にカジュアルな表現です。
例: Take a raincoat, it's chucking it down outside!(レインコート持って行きなよ、外は土砂降りだよ!)
アメリカ英語でよく使われるスラング
5. Drencher(ずぶ濡れにする大雨)
「Drench(ずぶ濡れにする)」から派生したスラングで、大雨に降られて完全に濡れることを指します。特に、傘を持っていなかったり、防水の服を着ていないときに使われることが多いです。「That storm was a real drencher!」のように、大雨の影響を強調するときに使われます。
例: That storm was a real drencher! My clothes are soaked!(あの嵐は本当にすごかった!服がびしょ濡れだよ!)
6. Gully washer(道路を川のようにする大雨)
アメリカ南部でよく使われるスラングで、道路に大量の水を流すほどの豪雨を意味します。短時間で大量の雨が降る場合によく使われます。特に、洪水のリスクがあるような強い雨に対して使われることが多いです。
例: We had a gully washer last night. The streets were flooded!(昨夜はものすごい大雨だったよ。道路が冠水した!)
7. Toad-strangler(カエルが溺れるほどの大雨)
南部のスラングで、カエルすらも溺れるほどの激しい雨を表現します。この表現はアメリカ南部のユーモラスな言い回しで、特に農村部でよく使われます。とにかく「とてつもない大雨」を表現するのに適したフレーズです。
例: Better stay inside, it's a real toad-strangler out there!(家にいた方がいいよ、外はものすごい大雨だ!)
8. Cloudburst(突然の豪雨)
「雲が破裂するような」急な豪雨を指します。天気予報やニュースでも使われる表現で、特に短時間で大量の雨が降る場合に用いられます。「A sudden cloudburst caused flooding in the city.(突然の豪雨で都市が冠水した)」というように使われることが多いです。
例: We were hiking when a cloudburst hit us out of nowhere!(ハイキング中に突然の豪雨に襲われたよ!)
カジュアルな大雨スラング
9. Pissing down(めちゃくちゃ降る)
イギリス英語のスラングで、「ものすごく降る」ことを意味します。かなりカジュアルで砕けた表現なので、フォーマルな場では使わないほうがよいでしょう。特に、友人との会話やSNSで使われることが多いです。
例: No way I'm going out, it's pissing down!(こんな大雨の中、外に出るなんて無理!)
10. Monkey’s wedding(晴れと大雨が同時に起こる)
アフリカやカリブ海諸国でよく使われる表現で、「太陽が出ているのに大雨が降る」現象を指します。この奇妙な天気を表現するユニークな言い回しとして使われます。
例: Look, it's a monkey’s wedding! Sun and rain at the same time!(見て、太陽が出てるのに雨!不思議な天気だね!)
3. 大雨スラングを使った英会話のコツ
シチュエーションに合わせて使い分ける
・フォーマルな場では「heavy rain」「storm」などを使う
・カジュアルな会話では「pouring」「bucketing down」などを使う
・ユーモラスな表現を使いたいなら「raining cats and dogs」
天気の話題で会話を盛り上げる
英語では天気の話題が会話のアイスブレーカーとしてよく使われます。スラングを使うことで、よりネイティブらしい表現ができます。
4. まとめ
英語では「大雨」を表現するスラングが多く、地域によって使われる表現も異なります。日常会話やSNSでこれらのスラングを使いこなせるようになれば、よりネイティブに近い英語が話せるようになります!