「了解」は英語で何? カジュアル・フォーマルな場で使える「了解」の英語スラングをご紹介します!

人から何かを頼まれたとき、日本語では「了解」と返すことが多いと思います。
それではこの「了解」は英語では何と言うのでしょうか?
この記事では、シーン別に使える「了解」の英語スラング・フレーズをご紹介します。
是非ネイティブと会話する際に使ってみてください!

様々な場面で使える「了解」の英語スラング・フレーズ

まずはシーンを問わずに使える「了解」の英語スラング・フレーズをご紹介します。
便利な表現なのでぜひ使ってみましょう!

I understand. 

こちらは「了解」を表す最も一般的な表現です。
「理解する」という意味の“understand”を使っているため、相手の言っていることを理解して了解するというニュアンスが含まれています。
ちなみに“Understood.”と受動態にすると、「それは理解された」という意味の“It is understood.”の省略形となり、こちらも「了解」の意味として使えます。ただし、こちらは省略形ということで、ややカジュアルよりの表現なのでビジネスシーンでは使用を避けた方がいいかもしれません。

Of course. 

こちらは「もちろん」の意味でよく知られている表現です。
相手に何かを頼まれた際に、「もちろんいいですよ」という快諾の意味を含めて了解するというニュアンスが込められています。
こちらもカジュアルな場でもフォーマルな場でも使える表現ですが、重役相手に話すときなどさらにかしこまりたい時にはよりフォーマルな表現を使うことが多いです。

Sure.

“Sure.”も“Of cource.”と同様に「もちろん」というニュアンスを含んだ「了解」として使うことが多い表現です。
こちらはカジュアルな場でもフォーマルな場でも万能に使える便利な表現です。最上級にかしこまりたい時には別の表現の方が好まれるため注意しましょう。

Sounds good. 

こちらは中学や高校で「それはいいね」という肯定の意味があると習った方も多いのではないでしょうか。
その意味から転じて、相手が口にした依頼やアイデア、提案に対して「それはいいね! 了解!」というように賛成する際に使うこともできるのです。
ややカジュアルよりな表現ではありますが、ビジネスの場においても同僚や部下に対してよく使う表現です。

Copy that.

“Copy that.”は映画やドラマでよく耳にする表現です。
基本的に映画の中では「無線でのやりとり」「軍隊の任務の場面」という、やや緊迫した場面で「了解」と言う時に使います。また、日常会話の中では先ほどの場面をイメージして、おふざけで使うことが多いです。
“Copy”は了解とは少し程遠い単語に思うかもしれませんが、「相手から依頼されたことをコピーして記憶や心にしっかり刻んだ」というニュアンスが含まれているため、こちらで「了解」という意味になるのです。フォーマルな場は勿論、日常生活でも茶化して使うことが多い表現なので覚えておきましょう。

No problem. 

こちらは「問題ない」という意味のフレーズです。
そこから派生して、「いいですよ」「了解です」というニュアンスでよく使われる表現です。メールやチャットなどの文面でのやりとりの際には「No prob」や「NP」といった略語で表記することもできます。
また、こちらは「大丈夫です」「どういたしまして」という意味で使うこともできるため、感謝された時や謝罪された時の返事としても使えます。

カジュアルな場で使える「了解」の英語スラング・フレーズ

続いてカジュアルなシーンで使う「了解」の英語表現についてご紹介します!

I get it. / I got it.

こちらは「わかった」という意味で使える表現です。
“I understand.”と同じく理解したというニュアンスが含まれている表現ですが、よりカジュアルな表現で、友達同士などの日常会話で使うことも多いです。
ちなみに“I get it.”と“I got it.”にはほとんど違いがありませんが、前者は普遍的でほとんどの人が知っているような内容を「理解している」と言いたい時に、後者は何か具体的な内容を「理解できた」という状況で使われるケースが多いです。また、主語の“I”が省略されて“Got it”となることもあります。
ちなみに、“I got it.”は「やったぜ!」「任せろ」という意味でも使われる便利な表現なのでぜひ覚えておきましょう!

OK. 

“OK.”は「了解」を意味する代表的な言葉です。日本語の会話でも、友達のちょっとした頼みに対して「オッケー」と返したことのある方も多いでしょう。
日本語と同じニュアンスで使える便利な表現ですが、なんでもかんでも“OK.”を多用していると適当な人だと思われてしまうこともあるのであまり使いすぎないようにしましょう。
ネットスラングとしては、“OK”をさらに省略した“K”が使われることもあります。同じ意味として、“kk”を使うこともあり、これらは「仕方ないなあ」としょうがなく了解するニュアンスも含まれているので併せて覚えておきましょう!

ちなみに、“OK.”は何の略かご存知ですか?
実は、OKは「すべて正しい」という意味の“all correct”の省略形なんです。「それならOKではなくACでは?」と思われるかもしれませんが、元々は“oll korrect”というミススペルから生まれたそう。
“OK.”が生まれた1820~1830年代のアメリカでは意図的にミススペルを使うのが流行でした。そこで“oll korrect”という言葉の省略形である“OK.”が使われるようになったのです。そんな“OK.”がさらに略され“K”と表記されていたりするのは面白いですね。

Sure thing. 

こちらは“Sure”と同じ「もちろんいいですよ」という意味ですが、よりカジュアルな表現となっています。
また、どちらかというとアメリカ英語でよく使う表現なので、イギリス英語を話す人に対してはあまり使わない方がいいかもしれません。

gotcha

“gotcha”は英語の口語表現で、“I got you.”もしくは“I’ve got you.”の短縮形です。
滅多に文書では使いませんが、表記としては“gotchu”や“goccha”などと様々なスペルがあります。小説においては、たまにキャラクターのセリフの中で見かけることも。
意味としては、「了解!」という意味で、友人などの親しい人との会話で使うことが多いです。
またその他にも意味があり、「捕まえた!」「見ちゃった!」「やったー!」などがあります。非常に便利な表現なので覚えておきましょう!

ちなみにアメリカでは“Gotcha Day”という日があります。
意味は「養子縁組家族の日」で、子どもを自分の家族として迎え入れることやペットを家に連れて帰ることを祝う日なのです。Gotchaのもともとの直訳が「私はそれ/あなたを手に入れる」であるため、新しい家族が増えた喜ばしい日にこのような名前が付けられているのも納得ですね。

Yes/Yup/Ya

“Yes”は日本でもよく使う表現です。日本語で訳すと「いいよ」というニュアンスになるでしょうか。
簡単で非常に使い勝手がいい単語ですし、日本でもよく使う表現だからこそ気軽に使える便利な表現です。
スラング的にすると、“Yup”や“Ya”になります。

All right

こちらもカジュアルな「了解」として使える表現です。
相手の言ったことを理解した時だけでなく、何かの誘いを受けるときにも使えます。ニュアンスとしては、「大丈夫ですよ」という意味が近いでしょう。

aight / ight

こちらは“alright”を少し崩した表現です。
日本語ですと「り!」や「りょ!」などに近いニュアンスでしょう。
かなり砕けたスラング表現ですので、親しい人との会話でぜひ使ってみましょう!
ちなみに発音は、[ˈɑˌaɪt]でカタカナに直すと「アーイ」のような発音になります。tは発音こそしないものの口の形はtの発音時の形になる、という少し難しい発音になるので注意しましょう!

Okie dokie

こちらは大人気ゲームのキャラクター、マリオがよく使っている言葉なので、聞き覚えがある方も多いのではないでしょうか。
意味としては、「オッケーオッケー」と面白おかしく了解したい場合に使用します。友人や親しい人との会話の中で使ってみましょう!

フォーマルな場で使う「了解」の英語スラング・フレーズ

続いてフォーマルなシーンで使う「了解」の英語スラング・フレーズをご紹介します!

I'm on it.

こちらはよく海外ドラマでも耳にする表現です。
頼み事や命令に対して、了解したうえですでに取り掛かっている、もしくはこれから取り掛かろうとしていると言いたい時に使うフレーズです。

Certainly. 

“Certainly.”は「もちろん」という意味の表現です。
意味としては“Sure”と同じですが、こちらの方がよりフォーマルで日本語のニュアンスとしては「承知いたしました」「かしこまりました」が近いと思います。
初対面の人や、お客様、目上の人に対して頻繁に使う表現なので、ぜひ覚えておきましょう

Absolutely. 

こちらは直訳すると「絶対に」「完全に」の意味があります。
一見すると「了解」とは程遠いように感じるかもしれませんが、返答で使うと「承知いたしました」「かしこまりました」という強い承諾の意を伝えるニュアンスになるのです。
上司やお客様からの依頼や指摘に対して使うといいでしょう。
ちなみに全く同じ意味として、“Definitely.”もあるので併せて覚えておきましょう!

Noted on this. 

こちらはメールやチャットツールでよく使用される表現です。
“Noted”には、もともと「(ノートなどに)書き留める」という意味があります。そこから転じて、相手の話を心に留めておくというような表現として「了解しました」と言う意味で使われるようになりました。
また、単に“Noted.”として単独で使うこともあり、そちらは少しカジュアル気味なニュアンスになります。
反対に、“Noted with thanks”と言うとより丁寧に了解の意を相手に伝える表現になるので、シーンや相手によって使い分けましょう。

【まとめ】「了解」の英語スラング・フレーズを使いこなしましょう!

いかがだったでしょうか。
この記事ではシーン別に使える「了解」の英語スラング・フレーズをご紹介しました。
上司に仕事を頼まれた時と友人に買い物を頼まれた際に、それぞれ適切な「了解」を返すと、それぞれとより親密な関係を築くことができるでしょう。
ぜひ英語の「了解」をマスターして日常生活で使ってみましょう!

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