「(笑)」は英語でなんという? 笑う表現の英語スラングを解説します

「(笑)」や「WWW」をSNSやチャットなどで使う方は多いと思います。
それではこの(笑)は英語ではどのように表現するのでしょうか。
この記事では、文末でよく見かける「(笑)」や「WWW」、「草」の英語表現を解説します。
ネイティブとのチャットや手紙などでぜひ使ってみてください!

よく使われるのは“lol”

英文においてよく使われる定番の「(笑)」表現としては“lol”があります。
こちらは、“laugh out loud”や“laughing out loud”の省略形で、直訳すると「大声で笑う」という意味になります。
この表現は1980年代から使われるようになり、1993年に携帯電話が普及し、メールでの文面上のやりとりが一般的になるにつれて頻繁に使われるようになりました。
「大声で笑う」という意味ではありますが、日本語の「(笑)」と同様にほほ笑む程度の笑いの意味として使われています。
日本語の(笑)と同様に文末や文頭、単体で使うことができる表現です。また、“LOL”と表現することで、少し笑いを強調して使うこともできます。
カジュアルな表現なので、ビジネスなどのフォーマルな場では使用しないように注意しましょう!

“lol”はもう古い?

そんな定番の“lol”ですが、実は近頃は古臭い表現として見られることもあります。
Facebookの2015年の調査によると、Facebookの投稿上でもっともネイティブが使っていた笑い表現は“haha”で、全体の51.4%を占めるという結果になりました。その次が絵文字で、33.7%、その次が“hehe”で13.1%、その次がようやく“lol”で全体のわずか1.9%に留まるという意外な結果になったのです。
とはいえ同調査で“lol”は今でもアメリカ南部で好まれる表現であることがわかっています。また、“lol”の使用者の平均年齢は20代後半と他のスラングに比べて高い値が出ているため、ひと昔前の世代が使用していることが多いスラングと言えるのかもしれません。
使う際にはよく注意して使ってみましょう!

“lol”以外の「(笑)」の英語スラング

それではここからはlol以外の笑いの英語スラングをご紹介していきます!

LMAO

こちらは“laughing my ass off”の省略形で訳すと「おしりがとれそうなほど笑う」という意味になります。
少し下品ですが、基本的には“lol”と同じような意味で使われます。“lol”と同様に文末や単体で使うことが多いです。
ちなみに“ass off”は「激しく何かをする」という様子を表すスラングでもあります。“ass”はお尻を表すフレーズなので丁寧な英語を使いたい方には合わないかもしれませんが、便利な表現なのでぜひ覚えておきましょう!

rofl

こちらは“Rolling On Floor Laughing”の省略形で、訳すと「床を転がりまわって笑うほど面白い」という意味になります。いわゆる「大爆笑」に近いニュアンスの表現です。
“lol”よりもさらに面白いと言いたいときや、あまりにもばかげたことに対する大袈裟な反応をしたい時などに使います。
“LMAO”よりも丁寧な表現ですが、あまり主流のスラングではないため使う時には注意しましょう!

dead/dying

最近目にするようになったスラングです。直訳は「死んでいる」となります。
よく日本でも「面白すぎて死ぬ」と言う若者が多いので、海外においてもそれと同様のニュアンスとしてこちらの単語が使われるようになったのでしょう。
とはいえ若者言葉なので上の世代には伝わらないこともあるという点に注意して使いましょう!

looool

これはlolのoの部分を重ねた表現で、日本語でいうと「笑笑」と同じような意味になります。
「(笑)」よりももっと笑いたいくらい面白いと思った時などに使います。
Oの数は決まっておらず、oの数が多いほどlolの意味を強めることができますが、人によってはあまり長いとしつこく感じることもあるので長すぎないように気を付けましょう!

haha

先ほどのFacebookの調査でも笑いの表現として1番使われているとされていたのが、こちらの“haha”です。
読んで字の如く、「ははは」と笑っているような状態を表すことができます。
ネットスラングだと「笑笑」というような表現に近いでしょう。
こちらも“ha”を繰り返すほど面白いという気持ちを強調することができます。

hehe

Facebookでは“haha”に次いで使われている英語スラングです。
意味は“haha”と同じで、先ほどが「ははは」という笑い声だったのに対して、こちらは「ひひひ」という声で笑っていることを表しています。先ほど意味は同じと言いましたが、しいて言えばこちらの方がよりいたずらっぽい笑いのニュアンスに近いと言えます。
こちらも“hehehe”などと“he”を重ねることでより面白さを強調することができますよ!

「ウケる」を表す英語表現

文末などで「(笑)」を表すスラングをこれまで解説してきました。
せっかくならば、「ウケる」「めっちゃ面白い」といった英会話などの口頭でも使えるフレーズも覚えておきましょう。
以下にまとめてみたのでぜひチェックしてみてください!

This is funny. 

“funny”は元々「面白い」という意味の単語です、そこでこのフレーズを言うことで「ウケる」と言う表現になります。
ちなみに「超ウケる!」などと意味を強めたいときには、“This is very funny.”や“This is really funny.”と“funny”の前に強調の副詞をおきましょう。“very” “so” “super” “really”などがよく使える副詞です。
ただ、“funny”は「奇妙でおかしい」というネガティブなニュアンスを含んでいる言葉でもあるので、「He is funny.」とすると「彼って変だよね」と受け取られてしまうこともあります。
基本的には文脈判断が必要な語なので、ポジティブな意味で使っていると受け取られる際に使いましょう。

That’s hilarious. 

こちらは英会話において非常によく見かける表現です。
“hilarious”は「面白い」「愉快な」といった意味があります。日本語に訳すと「それ、めっちゃ面白いね!」というニュアンスが一番近いでしょう。
相手が面白い話をしたときの返しとしてぜひ使ってみましょう!
ちなみに中学生時に習った“interesting”も「面白い」という意味だと覚えているかと思いますが、こちらは「興味を惹かれる」という意味で知的な面白さを表すときに使います。そのため「ウケる」とは微妙にニュアンスがことなるので注意しましょう!

That’s ridiculous. 

“ridiculous”の元々の意味は「ばかばかしい、くだらない」です。大人気ファンタジーであるハリーポッターでも真似妖怪ボガートと相対する際に「ばかばかしく愉快な姿に変える魔法」の名前としてこの“ridiculous”のラテン語が使われています。
英語のスラングでよく使われるこの““ridiculous””は、面白いという意味を伝えるときにも使うことができます。
日本語のニュアンスとしては「めっちゃおかしい」という意味が近いでしょう。
Youtubeやテレビ番組のおかしな企画を見たり会話の中で聞いたりした際に使ってみるといいでしょう。

That cracks me up. 

“cracks me up”は直訳すると、「笑わせてくる」という意味になります。1600年代から使われている歴史が長いイディオムです。
“crack”は「破裂する」という意味で使われていた単語であり、転じて笑いが破裂する爆笑に近い大きな笑いを表現するときに使われるようになりました。
そして“That cracks me up”の全体の意味としては「超ウケる!」が近い表現だと思います。またこちらの言葉はネガティブな意味を含まないので、シーンを問わず使えるのも便利です。

【まとめ】「(笑)」の英語スラングを使いこなしましょう

いかがだったでしょうか。
この記事では、「(笑)」に代わる英語スラングや笑いを表すフレーズをご紹介しました。
面白いと感じていることを、英語スラングを使ってメールなどで表現すると、ネイティブとぐっと打ち解けられること間違いなしです。
ぜひぜひネイティブと文面で話すときには「haha」や「lol」を使ってみてください!

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